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エポ工法について

エポ工法は、正式名称を「道路舗装人孔鉄蓋後付工法(後付工法)」といい、舗装工事前に人孔上部を撤去しておくことにより、人孔上部の突起がない状態で、掘削、切削、舗装材料の敷均し、転圧等の各種作業を支障なく行うことが可能になる工法です。

さらに、表層舗設後に人孔部分を円形に切断のうえ、人孔上部の据付け、復旧を行います。調整復旧にはESコンクリート等をしようするため、品質の確保や出来高の管理が容易になります。

弊社の作業内容を以下の動画で見ることができます。

※大きな音が出ますのでご注意ください。

よって、エポ工法は以下のような性能があります。

  1. 道路舗装工事の施工性向上
    舗装工事区間の人孔上部を事前に撤去したことにより、障害のない連続機械化工事が可能であり、舗装材料が敷均し、転圧がしやすく、施工性が向上する。
  2. 一時交通開放時の安全性確保
    工事期間中の一時交通開放に際しては、人孔上部の仮撤去を行い規定の仮蓋を設置してから施工するので、人孔部の摺付けが不要になり、交通の安全が図られる。
  3. 道路舗装工事完了後の平たん性確保
    舗装工事完了後の人孔鉄蓋周囲の平たん性が確保できる。
  4. 耐久性の確保
    アスファルト舗装と同等以上の耐久性が確保できる。

エポ工法の工程




マンホールQ&A

なぜマンホールは円いの?

四角だと蓋が中に落ちる危険があるからです。

四角い蓋は、蓋の一辺の長さより、受枠の対角線の長さのほうが長いため、蓋がマンホール内に落ちる危険があります。
その点、円い受枠は、対角線がすべて同じなので、中に落ちません。
なので、マンホールの形状は円くなっています。

なぜエポ工法って円く切るの?

復旧面積を1/8に縮小に!仕上がりの景観の美しさや無騒音で一体撤去ができます。

従来の工法(直切カッター)では、カッターの余切りがあったり、復旧面積が大きかったのですが、エポ工法(円切カッター)では、カッターの余切りがなく、復旧面積が小さくなります。
復旧面積は、従来が3.72㎡なのに対して、エポ工法はわずか0.5㎡になります。

全国にマンホールってどれくらいあるの?年間どれくらい取替えられるの?

全国には1379万個のマンホールがあります。年間約44万個取り替えられます。

上水道 222万個
下水道 1029万個
通信  75万個
電力  50万個
ガス  2万6千個
合計  1379万個

そのうち44万個が1年間で取り替えられます。

なぜマンホールの修理工事がこんなに多いの?

車両台数の急激な増加と、車両の輪加重が20tから25tに移行したからです。

マンホールにかかる荷重が増えたことにより、マンホールと周辺舗装との平坦性の良い技術が求められるようになりました。
エポ工法なら、舗装の平坦性が確保できます。

どうして後付(あとづけ)工法、先付(さきづけ)工法っていうの?

道路舗装工事におけるマンホールの扱い方の違いでこう呼んでいます。

先付工法とは、先に人孔鉄蓋が付けてある状態で舗装工事をすることをいいます。
後付工法とは、表層舗装後に表層舗装の高さに合わせて、後で人孔鉄蓋を付けて舗装工事をすることです。

どうして後付工法なの?一体何が良いの?

道路保全技術センターより、3つの観点で高い評価を得ています。